長く、満足してご使用いただきたいという信念。 そのための3つの指針。
歯を失った場所に、人工の歯を埋める「インプラント」。「インプラント」、「人工の歯」、「埋める」などときくと、「痛い」「怖い」という印象を受ける方もいらっしゃるかもしれません。ですが、医学の世界では、たとえば整形外科の人工関節などのように、体内に人工物を埋め込む治療方法も多くありますし、歯学においても40年以上の実績があります。
などのご希望がございましたら、ぜひ一度ご相談ください。
当院では、より快適に、より長くインプラントをご使用いただくための、3つの指針を掲げています。
インプラントにむし歯は発生しません。 しかし、だからといってブラッシングやケアをしなくてもいいわけではありません。 歯周病にかかった歯があると、その原因となる細菌がインプラント周囲に感染し、インプラント周囲炎を起こす原因となります。そのため、インプラントを埋め込む前の歯周病治療は必要不可欠なのです。 そしてインプラントを長持ちさせるためには、歯周病ケアがポイントです。 インプラント自体がむし歯になって失われるということはありませんが、歯周病はインプラントを失う大きな原因の1つです。 逆にいえば、歯周病治療・歯周病予防を行うことは、インプラントを長持ちさせる大切な要素である、ということです。
当院では日本歯周病学会認定「歯周病専門医」の岡部と、同じく日本歯周病学会認定歯科衛生士・井上が中心となって歯周病治療を行っていきます。
当院では、最新機器、「セラビームアフィニー」を導入しました。この機器で特殊な紫外線をインプラントに照射することで、
などの効果を得ることができるようになりました。
もう少し詳しくご説明すると、インプラントは工場で作られてから実際に患者様の口腔内に入るまでに密封容器に入っていても経時的に表面が劣化してしまいます。セラビームアフィニーはその劣化した表面を、できたての新品のようにきれいに戻してくれるのです。そのおかげで、上記のような効果を得られるのです。
この効果は、インプラントの長期安定性をもたらすことは言うまでもありません。これからはセラビームアフィニーなしで、インプラントを行うことは考えられない時代になっていきます。
当院では院内に技工士専用の作業場「技工室」を設置しております。このことにより、歯科医と技工士・北山、下田が、緊密なコミュニケーションを取ることができますので、細部にまでこだわった、より理想的な歯冠を作ることが可能です。
当院の考える「理想的な歯冠」とは、
という見た目のポイントに加えて、
という2点をも兼ね備えたものです。つまり、施術直後だけでなく、将来にわたって機能性を保つことができるよう追求されたものです。とくに「掃除しやすいインプラント」というポイントは見落とされがちですが、長く使用する上では非常に重要です。
インプラントを長持ちさせるためには、術後のケアも大切です。
正しいブラッシング・ご自宅でできる毎日のケアの指導もしておりますが、やはりそれだけでは十分とはいえません。
インプラント周辺に炎症は起きていないか、歯石、歯垢は付着していないか、歯冠の状態はよいか――こういったところは、定期的な検診でチェックすることが大事です。ご自宅のケアでは難しい部位である歯間や歯周ポケット内を、特殊な器具を使ってお掃除することもできます。患者様のお口の状態にもよりますが、良好だと思われる方でも、年2~6回程度の定期検診を受けられることをおすすめします。
「インプラントの特長」でもご紹介しましたが、自らを自分の力のみで支えるため、インプラントは残存歯に負担をかけません。
これは、両隣の歯に支えられて機能する「入れ歯」や「ブリッジ」と大きく異なる点です。
埋め込んだインプラント自体もしっかりと長く使えますし、周囲の歯にも負担をかけず、しかも、より噛みやすくなるという、よいことずくめのインプラント。
治療とアフターケアを正しく行えば、「インプラントと残存歯の相乗効果」によって、お口全体を長く健康に保つことも可能です。
インプラントを埋め込むあごの骨が「薄い」「幅が狭い」「密度が低い」場合には、インプラント治療は難しいといわれています。そのままの状態ではインプラントを強固に支えることができませんので、医院によっては治療をお断りする場合もあるでしょう。
当院では、あごの骨を厚く、幅をもたせて再生させる治療により、そのような難しい症例にも対応することが可能です。あごの骨を再生させる治療としては、「サイナスリフト」、「ソケットリフト」、「GBR法」などが挙げられます。
以下、簡単にご紹介します。
上顎の臼歯部ではインプラントを入れる骨の深さが足りないことが多くあります。このような場合に上顎洞という空洞に骨を足すことにより深さを補う方法です。長年歯周病を持っていた方では多くの患者様でこの方法を行っています。
「骨誘導再生法」とも呼ばれます。骨を再生させたいスペースを覆うように、メンブレンという特殊な膜を張り、その内側で骨の再生を促す方法です。
以上ご紹介しましたそれぞれに適切な症例というものがございます。患者様のあごの骨の状態をチェックし、一番合った方法を選択させていただきます。
ピンポイントで、正確な深さに穴を開けることができますので、薄い骨へのインプラントが可能になりました。
ほとんど骨を削らない治療なので、痛みも抑えることができます。
少しずつ、ゆっくりと穴を広げていきますので、インプラントにぴったり合った穴を作ることができます。 インプラントと骨の間の隙間を最小限に抑えることができるのです。
従来のドリルで大きな穴を開ける方法では、それだけ骨に亀裂が走るリスクが高くなります。OAMインプラントは、最初に直径0.3ミリの穴を骨に開けた後は、その穴を徐々に広げていくものです。亀裂が走る危険性はもちろん、骨を貫通する危険性、神経を傷つける危険性を大幅に抑えることが可能になりました。
歯周病がある場合、その治療をまず完了させます。口内環境を整えておくことで、インプラントをきちんと埋め込み、また長く使用していただけるようになります。
インプラントを埋める、あごの骨の状態を調べます。厚さ、深さ、密度、神経や血管の位置を把握し、骨造成の必要性の有無、また必要であればその方法を選択します。
インプラントを埋め込む手術を行います。通常は局所麻酔ですが、その麻酔自体も、痛くないよう細心の注意を払います。「全然痛くありませんでした」というお声をいただいております。
必要に応じて、術後すぐに仮歯を装着することができます。通常下顎で1.5~3ヶ月、上顎で3~5ヶ月で本物の人工歯が入ります。
術後には定期的に検診を受けていただきます。人工歯を入れた後も、長持ちさせるためのメンテナンスを、1~6カ月ごとに行います。ご自身では気づかない細菌の侵入も、検診ですぐに見つけることができます。アフターケアとして、これは大切な治療です。
術後当日は、できるだけうがいを避けてください。口内の水分は止血効果を抑制してしまいますし、痛みを引き起こしたり、治りを悪くしたりします。出血が多いときには、清潔なガーゼか脱脂綿を傷口に当てて、20分程度噛んでください。出血は、通常1日程度で治まります。
あまりに出血が多いとき、出血が何日も止まらない場合はご連絡ください。
手術直後に鎮痛剤を飲んでいただきます。その後も痛みが出るようでしたら、追加で鎮痛剤を飲んでいただきますが、必ず医師の指導を守ってください。
鎮痛剤以外の処方された薬は、原則として指示通り服用してください。ただし体に変調(腹痛、下痢、湿疹等)があればお知らせください。
食事は刺激物を避けて頂き、手術をした反対の歯で軟らかいものを食べるようにしましょう。
体質によっては、顔の腫れや青あざが現れることがあります。2~3日目がピークとなりますので、その間は冷水で湿布してください。
※氷嚢などの極端に冷たい湿布は、かえって症状を悪化させる恐れがあります。腫れやあざは、数日で自然に消えていきます。ご心配ありません。
※治療前、治療後に詳しい説明をいたしますが、その他ご不明、心配な点等がございましたら、料金面を含めて何でもご相談ください。
術後5年以内のインプラントの脱落については、無料で再治療をさせていただきます。ただし、事故等、不慮の事態を原因とする場合を除きます。詳しくはお問合せください。