IPS e.maxとは、
先日、BLOGに記載した、
CERECシステム等で製作される
補綴物の素材の名称です。

正確には、IPSe.maxと言う名称は
システムの総称で、
全てをBLOGで説明する事は
難しいので、簡単に説明します。

まず、大きく分けて
e.max pressとe.max CAD
の2種類があります。

e.max pressは、セラミックを
どろどろに溶かして型に押し込む
ようにして補綴物を作るもので、

e.max CADは、ブロック状の素材から、
CEREC等のCAD/CAMシステムで
削りだして補綴物を作るものです。

二つとも素材は、
{ニケイ酸リチュウムガラスセラミックス}と
言うもので、通常のセラミック素材の
およそ3~4倍の強度が
あるのが特徴です。

強度があると言うと
「対合歯(噛み合う歯)に負担をかけたり
摩耗させるのでは?」と不安になる
かもしれませんが、
その様な心配はいらないです。

また、当医院ではe.max press/e.maxCAD
どちらも扱えるので、それぞれの
特徴に合わせて使い分けています。

当医院のCERECシステムで製作する
補綴物は、ほとんどe.maxCADで、
もちろん歯科技工士が手を加えて、
適合精度を上げ、歯ブラシが当たり易く
なるように等を考えて製作しています。

尚、補綴物の物性やメリット、デメリット
分からないこと、知りたいことがあれば、
歯科医院で気軽に聞いてください。

 

アイズ岡部歯科医院